-基本的なことを改めて-ヘッドロゴ編

-ストラトキャスターの年代別のヘッドロゴ変遷と歴史-

1954年から現在にかけてヘッドのロゴはどんどんと変わっていきました。

年代別にどんなロゴが使われてきたか紹介させていただきます。

―――――1954年~1960年後半 スパゲティ・ロゴ 1stバージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
「ORIGINAL Contour Body」

パテントナンバーはまだ無い
デカールの上に塗装が乗っていない

⭐︎ハードテイルのものは”WITH SYNCHRONIZED TREMOLO”が付かない。
⭐︎(58年頃まで)デカール文字周辺の透明部分の範囲が狭い
それ以降は範囲が広くなって、ロゴのf~dの間などにも透明部分が見られる。

―――――1960年後半~1962年前半 スパゲティ・ロゴ 2nd バージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
の下に “2,573,254” “2,741,146”と2つのパテントナンバーが並ぶ
「ORIGINAL Contour Body」に”Pat.Pend”が追加される

―――――1962年前半~1964年後半 スパゲティ・ロゴ 3rd バージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
パテントナンバー“2,573,254” “2,741,146” にさらに“2,960,900”が並び追加される

―――――1964年後半~1965年前半 トランジョン・ロゴ 1st バージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
パテントナンバー“2,573,254” “2,741,146” “2,960,900” にさらに”3,143,028”が並び追加される

―――――1965年前半~1966年前半 トランジョン・ロゴ 2nd バージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
パテントナンバー“2,573,254” “2,741,146” “2,960,900” ”3,143,028” (並び順が変わり)→→→ “2,573,254” “2,960,900” “2,741,146” ”3,143,028”
ORIGINAL Contour Bodyの下にある”PAT.PEND.”がすべて大文字。

―――――1965年後半~1966年後半 トランジョン・ロゴ 3rdバージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
パテントナンバー“2,573,254” “2,960,900” “2,741,146” ”3,143,028” にさらに”2,817,261”が並び追加される
ロゴの金の部分が変色しづらくなる

―――――1966年前半~1968年前半 トランジョン・ロゴ 4th バージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
パテントナンバー“2,741,146” ”3,143,028” “DES.169,062” 元のパテントナンバーが2つ残り、1つ追加になる

―――――1968年後半~1971年前半 CBSロゴ 1stバージョン ―――――

「Fender STRATOCASTER」
「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」
“2,741,146” “3,143,028” パテントナンバーが2つになる
「ORIGINAL Contour Body」+「PAT.PEND.」
商標登録の®付き

―――――1971年前半~1972年前半 CBSロゴ 2ndバージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
”2,741,146” パテントナンバーが1つになる
※「WITH SYNCHRONIZED TREMOLO」が無くなる。

―――――1971年後半~1976年前半 CBSロゴ 3rdバージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
“3,143,028” にパテントナンバーが変わる

―――――1976年前半~1983年前半 CBSロゴ 4thバージョン―――――

「Fender STRATOCASTER」
SERIAL NUMBERと”MADE IN USA”がデカールに入れられる
パテント・ナンバーはすべてなくなる
「ORIGINAL Contour Body」のデカールもなくなる

上記のように年代により変化していますが、Fender Custom Shopでは年代に沿っていないロゴをあえて組み合わせたオーダー品も多数存在します。そんな個体をあえて探してみるのもいいかもしれませんね。

当店のFender Custom Shopの在庫はこちら
http://www.niconico-guitars.com/html/products/list.php?category_id=11

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