[ニコニコ雑記]Emily Remlerと Gibson ES-330

こんにちは、店長の野呂です。

今週の日曜日も先週、先々週に引き続き雨予報でしたが、今のところはまだ雨は降っていませんね。次の週末は快晴だと嬉しいなーと思っております。

さて、前回に続きGibson ES-330プレイヤーについて書かせていただきます!

今回ご紹介するのはEmily Remler(エミリー・レムラー)、1957年ニューヨーク生まれの女性ジャズギタリストです。
ジャズの名門として名高いバークレー音楽院に入学、卒業後はスタジオミュージシャンとして活動します。
ハーブ・エリスに見出された彼女は1981年に1stアルバム「Firefly」を発表、その後もコンスタントに作品を発表するも、1990年のツアー中に心不全で死去、32歳と言う若さでこの世を去りました。
繊細で歌心がありながら、テクニカルなプレイもこなす彼女のスタイルは多くのフォロワーを生み、ギターキッズにも”初めてのジャズ”にもおすすめです。

キャリアを通して60年代中頃の個体と思われるチェリーフィニッシュのGibson ES-330をメインで使用しており、オリジナルのP-90から換装されたハムバッカーピックアップ、ロングバイブローラのカバーが特徴です(下の2ndアルバムのジャケットで楽器全体が確認できますが、アームは取り外している)。正直このスペックは真似したくても勇気が出ませんが、イカしたルックスだと思います!ちなみに元は彼女の兄の所有物だったそうです、いい趣味だなー(笑)。

 

(写真は以前に在庫していた1965年製のES-330。少しくすんだ色合いのチェリーカラーに細かなウェザーチェックがかっこいいです。)

ちなみに私の一押しのアルバムはこちら!!

[Take Two]
1982年に発売された2ndアルバムです。
ややこもり気味だった1stアルバムの音質(味があってそれはそれで良いですが…)に比べ、クリアでよりニュアンスが鮮明に感じられます。
リズム隊はJim Hall Trioのベースも務めたDon Thompson、Helen Merrillのレコーディングメンバーも務めたドラマーTerry Clarkeで、繊細さとシャープさが彼女の楽曲に非常にマッチしており演奏のテイクもかなり良いです。
2曲目に収録されている”In Your Own Sweet Way”のインプロヴィゼーションではその絡みが特に美しく、必聴です!

今週もES-330が頭から離れずそのことばかり考えておりますが、実はES-350やEpiphone Casinoも気にしながら過ごしております(笑)。
当店在庫販売中の商品はすべてHP/デジマートに掲載しておりますので、チェックしてみて「気になって仕方がない!」というようなギターを何か見つけていただけたら幸いです! 商品に関してご不明な点等がございましたらお気軽にお問い合わせください!!
また、買取・下取りも大歓迎です!!ご相談お待ちしております!!

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