世界一流木に近いストラト、Rory Gallagherの相棒 ~後編カナ?~

こんにちは、スタッフ高橋です!

今回も世界一流木に近いストラト、Rory Gallagherの’61ストラトについてです。

流木と書きまくっていますがそんなとんでもない、

“御神木”だと思っていますよもちろん。

さて。

塗装が溶けたり剥げたりしたRoryのギターですが、
いろいろあったのはボディだけじゃございません。

ネックもなんです。

塗装が剥げ落ち、湿気を吸いまくったためかなり動いた模様、
結果乾いたという判断が下されるまで別のネックが刺されていました。

そしてピックアップ、実験やらなんやらで交換されています。

2013年にKent Armstrongが開けた写真から、フロントとセンターは70sグレイボビン、
リアにはDimarzio FS-1らしきものが載っているとオフィシャルに書かれています。

FS-1″らしきもの”と書いたのはリアに関しては配線材等から不確定らしく
Fender Lead IIに乗っているFender X-1というもの説もあります。

気になる方、ぜひオフィシャルサイトを見て全変遷を…。

他にもブリッジ駒が70sダイキャストだったり、ストリングガイドも2つになっていたり
ペグもシャーラーとゴトーが混ざっていたり…なかなかです。

しかし!

Rory自身は1961年時点でのオリジナルスペックを好んでいたようで、
ピックアップも当初載せ替えてはオリジナルに戻すを繰り返し、
PUセレクターも3点が好きだったようです。

さてこのストラトは今現在もGallagher家で大切に保管されており、
Joe BonamassaやJohnny Marrが弾いている動画もアップされていますね。

あのような姿になってでも現存して、ちゃんと音も出て
生涯愛されたヴィンテージギターの良い例ですね。

憧れです。

ちなみに余談ですがコークに住んでいた頃、Roryのお墓参りをしに行きました。

画像検索すると出てくるんですが金色の”ライジングサン”を感じる墓石で、
コークのシティセンターから離れた郊外のSaint Oliver’s Cemeteryにございます。

バスで行ったんですが、Rory Gallegherのお墓みんなわかるんですね、
ここで降りるんだよーって教えてもらえるほどです。笑

おそらくたくさんのギタリストがここを訪れたんでしょう、
数え切れないほどのピックがありました。

ぜひアイルランドに行く機会があったらぜひ!

あと忘れてはいけないのがビールが世界一うまいこと、
Corkの地酒でIrelandの外に出てない黒ビール”Beamish”が一押しです。

あとFranciscan WellとRising Sons(スペルこれなんです)なるピザ屋兼ホームメイドビールの店があって、
オリジナルのビールもピザもちょーおいしいです。

Rising Sonsはミュージシャンに非常に優しく、
パブなどで出演者には黒ビールをタダで配布しています。

私はおかげでかなり太りました。

ちなみにCorkでGuinessを頼むのはご法度、なぜならDublinの酒だから。

関東vs関西はヨーロッパにもありました。笑

それでは!

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