~レリックの誕生 JW Black & Vince Cunetto ~ その後の二人

JW BlackはCunettoの契約終了と同時期となる1999年にフェンダーを退社することになります。
(このタイミングでの退社は色々と想像させますね)

退社後、一時ギターの製作はやめていただそうですが、2001年にフェンダーベース生誕50周年を記念して、”The Fender Bass: An Illustrated History”の執筆をしました。

その後は、他のブランドのレリック加工(Suhr GuitarのAntiqueモデルやSugi)などに関わったりしながら、オレゴン州で自身の工房でヴィンテージギターのリペアをしていました。

近年になり、自身のブランドである”J.W.Black Guitars”をついに立ち上げます。
本人がハンドメイドで作るために月産の生産台数は5本程度と非常に少数でした。

2019年での引退を表明したようですが、コロナ禍の影響で製作スケジュールに遅れが生じており、少し引退時期が伸びているそうです。(JW guitar Japan MadeシリーズはギターメーカーのSugiがOEMで引き続き生産を続けているようです)

Vince Cunettoは2003年頃にミズーリ州で自身のブランドとなる”Vinetto Guitars”を立ち上げることに。

オリジナルデザインのものから、ヴィンテージタイプのテレキャスター&ストラトキャスタースタイルまで様々なギターを製作していました。

現在も時折製作することもあるようですが、病気もしているようで、非常にスローなペースで作っているようです。
2018年でホームページが終了しているので、もう生産はしていないかもしれないですね。

アメリカの中古市場でたまに見かけることもありますが、$2,000台で主に取引されているようですね。John Mayerもこのブランドの”The Legato”と呼ばれるテレキャスタースタイルのギターを一時期使用していたこともあるようです。

ギター業界に多大なる影響を与えたReilicを生み出した二人のその後でした。

~レリックの誕生 JW Black & Vince Cunetto ~
前編はこちら
https://www.niconico-guitars.com/html/blog/staffblog/birthofrelic/
後編はこちら
https://www.niconico-guitars.com/html/blog/staffblog/%e3%83%ac%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e8%aa%95%e7%94%9f-jw-black-vince-cunetto-%e5%be%8c%e7%b7%a8/

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