[ニコニコ雑記] ピープル・ゲット・レディ
こんにちは、店長の野呂です。
明後日6月3日はカーティス・メイフィールド氏のお誕生日です!
1942年生まれのカーティス氏は1999年に糖尿病の合併症で惜しくもこの世を去ってしまいましたが、その楽曲が色褪せることはありません。
カーティス氏は1958年にジェリー・バトラーらと共に“The Impressions”を結成。
1960年にはメインボーカルを務めたジェリー氏が脱退するも、翌年よりカーティス氏がボーカルをとり活動は継続されました。
そんな中1965年に、現在でも多くのギタリストに広く知られている名曲が誕生します。
今回のタイトルの「People Get Ready」です。
もともとはアルバム「People Get Ready」に収録されていましたが、同年にシングルカットされ、Billboard Hot 100の14位に輝いています。
公民権運動が題材となった時代背景が反映された歌詞は、時代を越えて多くの人に勇気を与え続けています。
さて、この楽曲はかなり多くのアーティストによりカバーされていますね。
皆様は誰のバージョンがお好きでしょうか。
個人的に好きなものを挙げていきます。
まずはアレサ・フランクリンバージョン。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/05/41BDO6tIeUL._AC_UL600_SR600600_.jpg)
1968年発売の「Lady Soul」に収録されており、ギターはSly And The Family Stoneの「暴動」でもギターを務める名手ボビー・ウーマック氏が担当しています。
次は日本人アーティストでハナレグミバージョン。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/05/81mZ3iFXEuL._AC_SL1500_-1024x1024.jpg)
2009年発売の「あいのわ」に収録されていて、YouTubeではライブテイクも視聴できました。
日本語歌詞になっている部分もあり、リラックスした気分で聴けるとても心地よいアレンジになっています。
最後はやっぱりジェフ・ベックバージョンです。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/05/91g2hyhbBXL._AC_SX679_.jpg)
音源は1985年発売のアルバム「フラッシュ」に収録されており、ボーカルを務めたのはJeff Beck Groupにも参加していたロッド・スチュワート氏。
プロデュースは意外にもChicのナイル・ロジャースとアーサー・ベイカーでした。
またインストバージョンも含めると晩年までライブで演奏され続け、2008年の「Live at Ronnie Scott’s」ではJoss Stoneがボーカルとして参加したテイクが収録されています。
皆様の好きなバージョンは入っていましたでしょうか。
他にも名テイクが勢揃いなので、この機会にもっともっと探してみたいと思ってしまいました。
今回はこの辺で。