エイジング 加工 あれこれ

今では一般的となったエイジング加工ですが、各ブランドの個性が際立つ加工でもありますよね。
そこで、印象的な加工が施されたギターを思い出して見ようと思います。

まずはsuhr Classic Antique Heavy Aged。

まさにアンティークと言わんばかりの控えめな傷で、その控えめな感じがリアリティが高い、といつも思うSuhrですが、ヘヴィエイジドモデルは一味もふた味も違いました。
こちらは2015年頃のショップオーダーで製作されたモデルでしたが、
傷の凹凸は控えめながら、大胆な塗装の剥がれは斬新でした。

次に Fender 1957 Stratocaster Heavy Relic

フェンダーのヘヴィレリックは、塗装の剥がれた木地にも施されますので、
メイプル指板の方が特徴的ですね。
指板面の、あたかも弾きこんで出来た様な塗装のはがし具合は
ヴィンテージの雰囲気を感じられるのではないでしょうか。
最近、フェンダーはスーパーヘヴィレリックという新たなモデルがありますが、
塗装は半分くらい剥がされており、さらに生地にもしっかりと汚れを染み込ませた風な加工が施された、
なかなかかっこいいルックスですね。

Fender Custom Shop 2020 2019 NAMM Limited Edition 1963 Stratocaster Super Heavy Relic (Super Faded Aged Lake Placid Blue)

次は Xotic XSC-2 Super Heavy Aged

Xoticのスーパーヘヴィエイジドモデルは独特です。
木地の着色が濃く、フェンダーは冬目が目立つ仕上がりですが、エキゾチックは冬目が目立たず均一です。
エッジ周りも下地のホワイトを残し気味にすることで、打コンもリアルに再現されており、
なかなか味のあるエイジド加工となっています。

最後は RS Guitarworks

RSはあまりエイジング加工が激しくはないのですが、名前が可愛らしいので最後に紹介します。
Played But Loved という名前。大切に弾き込んだ感じを表現してみました。といったニュアンスでしょうか?ギター愛を感じますね。
RSギターワークスは、元々ヴィンテージギターの修理や復元を請け負う工房ですから、本物に触れる機会も沢山あるのだと思います。
ウェザーチェックで感じるラッカーの厚みや、控えめについた打コンは、素晴らしくリアルですし、大切に弾いた感も出ていると思います。

ブランドごとに特徴的なエイジング加工ですが、ぜひお好みの1本を見つけてみてください。

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