[ニコニコ雑記] 販売中の商品紹介 その15 ~風変わりなストラトキャスター~
こんにちは、店長の野呂です。
明日12/27(土)をもって、年内最後の営業日となります。
本年も当店に多くのお客様から別格のご厚情を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧をいただけるよう、スタッフ一同努めて参ります。
2025年12月28日(日) から 2026年1月3日(土) までは、年末年始休業とさせていただきます。
お客様にはご不便をお掛けいたしますが、予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
休業期間中メールでのお問い合わせは受付しておりますが、回答につきましては、1月4日(日)より順次対応させていただきますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。
さてさて、年内最後にご紹介させていただく楽器がこちら!

Fender Custom Shop 2015年製 Limited Mischief Maker Stratocaster Heavy Relic (Olympic White over 3Tone Sunburst)
「Mischief(=いたずら)」の名前の通り茶目っ気が感じられるデザインが盛り込まれている他、実用面に考慮したスペックが特徴のモデルです。
その特徴についてひとつずつ見てまいりましょう。

まずはなんといっても、ヘッドストックです。
ご覧の通り完全にテレキャスターのデザインとなっており、Fenderロゴもストラトで用いられるゴールドではなくシルバー、そして”Telecaster”の表記までございます。
本器と逆の仕様(ストラトネックのテレキャスター)といえば、エリッククラプトンがブラインド・フェイス時代に使用していたサンバーストのカスタムテレが有名です。
2019年末にカスタムショップからも復刻モデルがリリースされたことで話題になりましたね。
そうなると本器と同じような、テレネック+ストラトボディには誰か有名な使用者がいるかと疑問が思い浮かびます。
実はジミヘンも1969年6月のニューポート・ポップ・フェスティバルにて、白いストラトボディにメイプル指板のテレキャスターネックを組み合わせて使用していました!
ネックエンドもストラトに組み合わせるためにラウンドした形状になっており、画像が粗いために確証は持てませんが、スカンクストライプのある1ピースメイプルでスパロゴ仕様のように見えます。
よかったら「jimi hendrix newport pop festival 1969」で検索してみてくださいね。
9.5R指板&ジャンボフレットの組み合わせで、多くの人にとって弾きやすいと感じる仕様となっています。
バーズアイの杢目がところどころで浮かび上がっているのも見所です。

続いて、ボディに目を向けてみましょう。
下地がサンバーストのマルチレイヤーフィニッシュとなっており、遊び心を感じるデザインです。

ここからは外観では分からない箇所についての “Mischief”(=いたずら)なポイントです。

まずはPUレイアウト、実は3基それぞれ異なるモデルが搭載されており、これは通常のカスタムショップ性では珍しいパターンです。
(リア:Texas Special / センター:1965 / フロント:1969)
リアはパワフルに、フロントはクリアでブライトにといったコンセプトが感じられます。

そしてコントロールは、マスターVol. / マスターTone / ブレンダーです。
リア+フロントのミックスも出力可能で、テレキャスターのセンターのようなサウンドも楽しめます。
トーン回路にも工夫が施されており、Greasebucket Tone回路を搭載しています。
これはトーンを絞った際のこもりすぎを防ぐ目的の回路で、トーンノブの使える幅が広がることが利点です。
外観から中身まで様々な意匠が凝らされることで見ても弾いても楽しめる1本ですので、店頭では是非ともお手に取ってお試しください!
何かご不明な点やご質問等ございましたら、こちらからどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
当店では全国各地への通信販売も承りしております。
注文方法やお支払い方法に関しては当店HPのこちらのページからご確認いただけます。
それでは皆様、良いお年をお迎えください!