柄物のギターについて。~Part.1~

こんにちは。

今回は「柄のあるギター」について取り上げていきたいと思います。

ギターの塗装には
・外に行くにつれ色が変わっていく”バースト系”
・単色の”潰し系”
・ナチュラルも含む木目が透けた”トランス系”

上記3択が圧倒的に多いのです。

しかし入荷するたび僕達スタッフのテンションを上げてくれるのが柄のあるギターです。

今回は皆様にその愛おしさを共感してもらうべく、いくつか取り上げてみたいと思います。

まずはこの柄から。

Fender Custom Shop 2017 50’s Telecaster Thinline Relic (Pink Paisley)

ピンクペイズリーは1968年に登場したオプションで、
”元祖柄物”と言っていいほど皆様にも馴染みがあるカラーだと思います。

壁紙を貼り付けて、その上からクリアを吹くという斬新な手法で製作されており、
60年代製のオリジナルではウェザーチェックが入るとともに壁紙がベロンと剥がれているものもよくみられます。

兄弟のブルーフラワーも同様の製法です。

当時から使用していたプレイヤーといえば、テレマスター代表のジェームス・バートンです。

復帰後のエルヴィス・プレスリーバンドでリードギターを務める際使用していましたが、
バートン本人はあまりペイズリーのギターに乗り気ではなかったそうです。

オールローズとペイズリーの2択で”落ち着いた色のオールローズがいい”と言ったところ、
エルヴィスが”ペイズリーの方がステージ映えする”とペイズリーを持たせたようです。

しかしペイズリーフィニッシュはバートンのトレードマークとなり、
後年に発売されたシグネチャーモデルでも炎の柄の内側はペイズリー柄になっていました。

Fender 1994 James Burton Telecaster (Blue Paisley Flames)

次に柄物ギターといえばJames Tylerだと思いますが、
ここではサイケデリック・ボミットを取り上げます。

サイケデリック・ボミットが登場したのは1991年。

マイケル・ランドウ氏のオーダーギターを製作していた際に、
半ば冗談でやってみたというフィニッシュが現在まで受け継がれているのです。

年を追う毎に柄の雰囲気が変わっていくのでここで何本か紹介してみたいと思います。

まずは90年代から。

James Tyler 1997 Studio Elite 25th Anniversary (Psychedelic Vomit)

かなり大柄なのがわかります。

James Tyler 2002 Studio Elite HD (Psychedelic Vomit)

2000年代に入ると徐々に柄が細かくなっていきます。
渦巻いているような印象を受ける個体が増えていきます。

James Tyler 2011 Studio Elite HD P (Psychedelic Vomit)

2000年代半ばを超えると少し大柄になってくるのですが、
1990年代のものと比べると流れ感や渦巻き感をがあります。

以降はこの雰囲気ですが、近年のものは少しずつShmearっぽい柄に近づいてきているなと感じます。

今回まだ2つの柄にしか触れられなかったので、
回を分けて取り上げていきたいと思います。

それでは。

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