赤くてスペシャルなギター!!

みなさんこんにちは、スタッフ太田尾です。

10月も半ばを過ぎたのにまだ半袖でも過ごせるぐらいの気温だったのに、急に気温が下がってきて秋よりも先に冬が来そうですね。

寒い季節はやはり鍋でしょうか。

僕が住んでたタイでは「タイスキ」という鍋料理があり、だいぶ辛いソースに付けて食べるのですが、鍋が食べたいと思うといつもこの「タイスキ」が脳裏をよぎります。(笑)

さて、今回は2018年に公開された映画”Bohemian Rhapsody”が大ヒットを記録したことは記憶に新しいイギリスの世界的有名ロックバンド”QUEEN”のギタリスト「ブライアン・メイ」氏についてお話ししたいと思います!!

ブライアン氏といえば彼が父親と約2年という年月を費やし共同製作したとされるレッド・スペシャル!!

ライブやレコーディングもアコースティック以外はほぼ全てこの1本で行っており、現在もなおご本人が使用されているレッド・スペシャルは必要に応じて様々な改良やメンテナンスが施されているそうです。

一見ソリッドギターに見えるレッド・スペシャルですが、実はブライアン氏の考案で、意図的にフィードバックを生み出しやすくするため、ボディにセミホローのような大きなザグリ加工が施されており、各ピックアップに対してそれぞれ配線されているON-OFFスイッチとPHASEスイッチもブライアン氏のサウンドを成す大きな要因となっていると言えますね。

ちなみにピックアップについてですが、現在は6つのポールピースのバーンズ・トライソニックのが搭載されておりますが、製作初期の頃はブライアン氏と彼の父が2人で作り上げた完全にオリジナルのピックアップを搭載していたようで、ぱっと見は大きめの丸穴が3つ開いた、他では目にしたことのない不思議な形をしており、ポールピース自体は3つのポットマグネットをベースプレートにねじ止めし、ベースプレートから2本のネジを出し、そこにタグを付けて、コイルを片方は巻き始め、片方は巻き終わりをダグにハンダ付けして、そのネジをボディ側に止めるとピックアップから直接スイッチ類に配線しなくても済む構造になっていたようです。

簡単に説明すると、ハンダ付けを要さず、ねじ止めをすれば機能するピックアップを自分で作り上げたということですね…大学院を卒業し、中学校の講師を教鞭を執っていたに勉学に明るい方だというのが分かるぐらいに高度なことをやっていたのですね。

全て英語にはなりますが、詳しく解説されておりますので、気になる方は”theredspecial.com”で検索してみてくださいね!!

僕は父親の影響でクイーンというバンド名を認識したのは結構早かったのですが、小学生の頃にアイスホッケーを題材にした元SMAPの木村拓哉氏主演のテレビドラマ”PRIDE”の主題歌として”I was born to love you”が使用されており、その後日清カップヌードルのCMで”I was born to love you”の替え歌が使用されていたため、興味を持つまでは”I was born to love you”のバンドといった認識でした。(笑)

実際にはフレディ・マーキュリー氏が1985に発表したソロ・アルバム”Mr. Bad Guy”収録曲で、フレディ氏の死後にQUEENが発表したアルバム”Made in Heaven”でアレンジを加えたものを収録したですが、当時の僕は何も知らず、単純にQUEENの曲だと思っていました。

僕の父は昔から洋楽、邦楽問わずその時流行っている音楽を雑多に聴いていた様で、そのため70s~90sぐらいの流行ったバンドや歌手のCDは結構な量が家にあり、探してみるとやはりクイーンも漏れずCDラックに2枚ほどありました。

一番後列にあったのは1995年にリリースされた”Made in Heaven”で、ジャケット裏に”I was born to love you”の記載があったので、「あ、知ってる曲がある。そういえばサッカー教室に通う時の電車で暇だし聴きたいなあ。」と思い、今は懐かしき媒体「MD」に焼きました。

それはそうと、MDって媒体、懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか??

ちなみにMD全盛期、僕が通っていた小学校では、当時流行っていたJ-POP曲を学校のラジカセでMDで流すというのが何故か流行っておりました。(笑)

話は外れましたが、小学校の頃、サッカー教室に通う際の移動時間に”I was born to love you”をひたすら1曲リピートして聞いていたら、サッカーをする前のルーティンみたいな感じになってしまい、練習や試合前には”I was born to love you”を聞かないと落ち着かないという不思議なサッカー少年となりました。

その後時を経て、高校3年になった頃、なんとなくそう言えば最近QUEEN聞いてないなと思い、何気なくGoogleで「QUEEN Made in Heaven」と調べると、なんとそのアルバムはフレディ・マーキュリー氏の死後に発表されたアルバムだったことをやっとここで知ることになります。

大変に驚愕し、一気に興味が湧いて、たまたまQUEEN好きの友人がいたので、ライブDVDを2枚、”LIVE AID”と”Live at Wembley”を借りました。

正直、スタジオテイクの完成度が高すぎてライブはどうなのだろうか?という疑問を持っていたのですが、スタジオテイクを余裕で超えてくるような演奏の完成度や、フレディ氏の熱い気迫のこもった歌で完全に圧倒されてしまい、心撃ち抜かれました。

Wembleyライブでブライアン氏がソロでギターを演奏するBrighton Rockは本当に痺れましたね。特にディレイ・エフェクトってこんなにも面白いのか!!と気付かされました。

そんなブライアン氏、昨今では発言や怪我等でニュースとして取り上げられることも多く心配ではありますが、やはりグルグルの長髪をなびかせて演奏する彼はいつまでも憧れです!!

それではまた!!

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