Gretsch Model 7625 TK300のお話。
今日はGretsch Model 7625 TK300のお話です。
このTK-300は1970年代にRoc JetやCountry Rocと共に登場したソリッドボディモデルで、
1979年のカタログには3本同じページに掲載されていたのですが、1本だけかなり奇抜なルックスですね。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/11/gretsch79p6.jpeg)
と言うのもGretschはピアノやオルガンを製造していたボールドウィンに1967年に買収されているのですが、その2年前にボールドウィンはイギリスのBurnsも買収しており、BurnsギターのスペックをGretschにも採用したりしたことから、いわゆるビザールギターのようなこのTK-300が生まれたようですね。
カラーは2色あり、カタログにもオータムレッドサテンフィニッシュのModel7624と書いてあります。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/11/gretsch79model7625tk300_19176_1-1.jpg)
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/11/gretsch79model7625tk300_19176_5-1.jpg)
ボディは思いの外小ぶりで、ミディアムスケール、スラントしたハムバッカー、ラップアラウンドタイプブリッジ等、スペックもさることながら、個性的なピックガードや大きいヘッドなど、これから訪れる80’sの雰囲気を感じさせるギターだと思います。
ちなみにトラスロッドはBurnsと同じくギアボックス式が採用されていて、プレートを外した裏側にあります。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/11/IMG_5840-rotated.jpg)
今回入荷の個体は残念ながらピックアップが交換となっていますが、それでも十分当時の雰囲気を味わえるのではないでしょうか。
とにかく個性的なギターを持ちたい!という方におすすめです。