Knaggs Guitarsのお話

今回は久々に入荷したナッグスギターのお話です。

ナッグスギターは2009年に設立された、わりと新しいブランドです。
ジョー・ナッグス氏はPRSの創業メンバーであり、のちにプライベートストックチームの責任者となった人物、ピーター・ウルフ氏はPRSでマーケティングディレクターを務めた方ですから、創設当初から話題になったのも頷けます。

今回入荷したのは、フラッグシップモデルとも言えるチェサピークシリーズのセヴァーンモデルです。
Fenderスタイルをベースとしており、25-1/2インチのロングスケール、22フレットのセットネック、41.3mm幅のナットが採用されています。

伝統的なスペックを大切にしながらも、指板のRはヴィンテージとモダンの中間となる8.5ラディアス、フレットはTall-Thinタイプが搭載されており、演奏性の高い仕様です。

ネックグリップは”61”シェイプとの事なのですが、これはジョー・ナッグス氏が1961年製のヴィンテージギターを参考にシェイプした独自のシェイプなのだそうです。
実際に握ってみるとやや厚みのあるCシェイプといった感じですが、両サイドはスッキリとしているのでかなり弾きやすいシェイプだと思います。

ブリッジはシリーズ名にもなっている通り、オリジナルのチェサピークブリッジが搭載されています。
リアピックアップがマウントされているプレートとトレモロ部分が連結された一体型のブリッジとなっていて、かなり特殊な構造です。

ルックスも異なる木材を貼り合わせたボディトップに、杢目を活かしたピックガード、ゴールドとブラックの金属パーツを組み合わせてあったり、そんなところはやはりPRSからのルーツを感じますが、オリジナリティもしっかりと感じる美しいギターだと思います。

美しいギターが好きな方、ちょっと変わったこだわりが共感出来る方にはたまらないと思いますよ。
ぜひ見に来てください。

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