Paul Reed Smith ~ポール・リード・スミスについて~ その24

前回はこちら。
https://www.niconico-guitars.com/html/blog/staffblog/paul-reed-smith-ポール・リード・スミスについて-その23/

リック・ターナー(Rick Turner)によるレビューは下記のように細かな部分まで言及しています。

“ボディバックはストラトキャスターのようにコンター加工が施されており、これまで弾いてきたギターの中でもトップクラスの抱えやすさ。
それは自身の体の一部に感じられるほどで、そこにあることを忘れられるほどである。

ノブは手に届くちょうど良い距離にあり、ブリッジは非常に滑らかに仕上げられている。
ポットやスイッチも、とてもスムーズに動作する。

ヒールに近い部分が一番太くなるネックシェイプも自分(リック)の好みで、フレットのエッジの部分が手に当たらないように指板の角を丸くするように処理されていることもあり、非常に弾き心地も非常に良い”

と、演奏時の快適さを支える細かなスペックのクオリティの高さもよく評価しています。

またブリッジとペグに関しては、

“フェンダーのブリッジをより洗練したもの。
サステインを長くするためにサドルはより大きくされており、より安定感のあるものとなっている。
ペグはシャーラーを改良した独自のロックタイプを使うことで安定性が高く、弦交換も非常に容易である”

とリックはポールが狙った通りの反応をしています。

レビューの中で挙げられている唯一の不満点は、
“シールディングがされていない”
という点で、ノイズ対策のためにするべきではないかとポールに提案したそうです。

レビューの最後にリックは、
“これ以上好きなエレキギターに出会ったことがない。
自分自身が製作したものを含めても、これ程好きになったギターはほとんどない。
このギターは「違い」を知っている耳の肥えたプレーヤーたちにとって素晴らしい楽器となるでしょう。”

と、これ以上無いとも言える称賛のコメントでレビューは締めくくっています。

~続く~

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