WilkinsonとGotohに守られて。~後編~
前回James TylerのWilkinsonブリッジについて投稿しましたが、
今回は2006年ごろ開発されたアップデート仕様についてです。
Wilkinsonブリッジは独特な構造なので、調整の方法も
トラディショナルなシンクロタイプのブリッジとかなり異なっています。
そこでTylerさんはオリジナルのトレモロユニットを製作することにしました。
現在選択可能なのは4種類あり、全モデル共通して
Gotohのブリッジプレートとイナーシャブロックが使用されています。
ここからは違なっている部分を紹介していこうと思います。
まずはG2H。
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“2”は2点支持、”H”はHipshotサドルを表しております。
2つ目はG2RV。
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2点支持の”2″は上記モデルと同じ、
“RV”はRaw Vintageサドルを表しています。
ちなみにTyler用のRaw Vintageサドルは”James Tyler”ロゴが入っています。
この2タイプはモデルを問わず近年のデフォルトとなっております。
3つ目はG6H。
もうスペックはお察しいただけたでしょうか。
“6”点支持にHipshotの”H”となっています。
最後はG6RVです。
“6”点支持にRaw Vintageサドルと1番Fenderに近いスペックです。
下の2つはClassicで使用されることがほとんどです。
またHipshotサドルのモデルの場合はペグもHipshotのことが多いです。
Hipshot製のパーツは結構存在感があるので少々メカメカしいルックスになりますね。
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ペグとトレモロユニットは見た目、音質、チューニングの安定性など、
弦振動を支えるかなり重要なパーツです。
タイトルにもある通り”WilkinsonとGotohに守られている”のです。
是非この辺もTyler選びのご参考にしてみてください。