バダスブリッジの進化系?

バーテールブリッジとか、ラップアラウンドブリッジと呼ばれているブリッジが搭載されているギターを持ったことがありますか?
一番に思い浮かぶモデルといえば、レスポールジュニアや、レスポールスペシャルだと思います。

この構造のテールピースが悩ましいのは、別々にオクターブピッチを合わせる事が出来ないという事です。
そこで登場したのがバダスブリッジです。

両端のネジでテールピースの左右の角度を調整しつつ、独立したブリッジサドルを配する事で各弦のピッチも微調整出来るという画期的なアイテムです。

今日ではいろいろなメーカーで同様の構造を持つテールピースが販売されておりますが、
PRSのブリッジがあまりにも素晴らしかったので、少しだけご紹介致します。

こちらはSEシリーズに搭載されているテールピーズですが、USAに搭載されているものと同じ構造となっています。
本家バダスと比べると、弦のホールド感が違います。
ボールが横向きにならないと穴に収まらない形状になっており、反対側から出てきた弦がテールピースの溝を通り、ブリッジサドル上まで動かないというこだわり様。
こんなに考えられて設計されているテールピースは、あまり無いと思います。

そして、珍しい12弦仕様のブリッジです!

この角度からなかなか見る事はないと思いますが、どうですか!この整然と並ぶボールエンド!!
ネジの頭を12個も並べるにはスペース的にもポールさんの美学的にも反したのではないでしょうか。
この小さい穴にはインチサイズの6角レンチが入り、ピッチの調整が可能となっています。
通常のマイナスネジタイプは滑ってしまわないかいつもドキドキしながら回しますが、そういった観点からも、このテールピースがいかに優れているかというのが実感できるかと思います。

是非とも見に来てください。

Follow me!