さらさらナチュラルなギター!!

みなさんこんにちは、スタッフ太田尾です。

9月も半ばを過ぎましたが、比較的過ごしやすい気温が続いていますね。

僕は南国育ちなので暑さには幾分か耐性がありますが、寒さには滅法弱いのです。

しかし、なぜか季節的には冬の方が好きだったりします。

僕が住んでいた頃の話ですが、タイではエアコンの設定温度は基本的に最低温なので屋内は長袖がないと寒いぐらいになってはいたんですが(笑)、やっぱり外気温と屋内温度の寒さでは違いますからね。

さて、今回は過去に音楽大学や音楽学校で講師を務め、プログレッシヴ・ロック・バンド”Asia”のレコーディングに参加し、その後”The Aristocrats”を結成、さらにはポールギルバート氏等有名アーティストとの共演やサポート等も行なったイギリス人ギタリスト「ガスリー・ゴーヴァン」氏についてお話ししたいと思います!!

ガスリー氏はSuhr、Charvelからシグネイチャーモデルを発売しており、個人的にはこちらの2014年のNAMM Showで発表されたCharvelのシグネイチャーモデルが印象的です。

シャーベルオリジナルのTREMOL-NOの搭載や指板のコンパウンドラディアス、ジャンボフレットの採用等高い演奏性を有しており、テクニカルなガスリー氏のテクニカルな演奏がより活きるようなスペックですね。

木材の質感を存分に活かす触り心地の良いマットな仕上げのナチュラルフィニッシュやボディバックのバスウッド&ネックに施された熱処理も個人的にとてもグッドです…

僕がガスリー氏を知ったのは大学生になってからで、ギターを弾く同級生から「この人えっぐい上手いから見てみて。」といった文言と共に送られてきたYouTubeの動画でした。

その動画はガスリー氏を招いたクリニックの一端で、ガスリー氏は司会の紹介と共に登場しました。

グルグルのロン毛に髭ももじゃもじゃで、ぱっと見はすごいホームレス感があって、白髪だったら日本のギタリスト「今剛」氏っぽさもあるなと思ったりもしました。(笑)

動画のタイトルは”Guthrie Govan on Funk Guitar”となっており、その動画ではファンク系のカッティングを弾きながら解説するといった内容で、HSH配列のピックアップを様々な配列にすることによってギター1本で多種多様なサウンドを鳴らしており、キレッキレのカッティングが当時の僕にはとんでもなく光って見えました。

さらに調べると今度は”Guthrie Govan 32nd Note Strumming”というタイトルの動画を見つけました。

タイトルのまんまですが、ガスリー氏が32分音符でカッティングをするといった内容で、これがまた笑ってしまうような速さのカッティングでたまげました。(笑)

ご本人が在籍している”The Aristocrats”のスタジオアルバムも気になり、大学の図書館にダメ元で探しに行くと、なんとまさかのファーストアルバムがあり、意気揚々と借りてすぐさま通学中の電車で聴けるようにiPhoneに転送しました。

ファーストアルバムの収録曲はガスリー氏含むバンドメンバー全員のテクを全面に押し出した変拍子を主体とした曲ながらも比較的ポップな聞きやすさをもっておりますが、個人的に8曲目の”Blues Fuckers”という曲のリフは変拍子ながらも疾走感のあるリフで、当時僕は変拍子の曲をあまり知らなかったということもあり、曲中に散りばめられた拍子やリズムパターンの変化が斬新に聞こえ「変拍子と疾走感て共存できるんだ…」と大変な衝撃を受けました。

僕はそれまで音楽はほぼ100%と言っても良いぐらいに所謂歌モノ曲しか聴いて来なかったのですが、このアルバムに出会い、ロックやフュージョン等のインストルメンタルの世界に興味を持つようになりました。

ちなみにこの”The Aristocrats”のドラマー、「マルコ・ミンネマン」氏は僕の大好きなギタリスト「ポール・ギルバート」氏のライブ”Space Ship Live”でドラムを叩いており、まさかのところで繋がってなんだかとても嬉しくなった記憶もございます。(笑)

まだ映像がYouTube等に上がってなく観れてはいないのですが、昨年2020年にヨーロッパで行われたライブ音源が今年に入って配信されており、これは既にチェックしました!!

ライブにいけない日々ではありますが、ちょっとだけライブに行ったような気になれなくもないかなと思ったりもしますが、やっぱり生の演奏を目の前で観たい…

1日でも早くコロナが収束すること願うばかりです。

それではまた!!

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