Gibson Memphis ES-275のお話
今回はGibson Memphis ES-275のお話です。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3941-1-1024x1024.jpg)
この楽器を開発する際にメインターゲットとして想定されたのは
「小柄な日本人ジャズギタープレイヤー」でした。
確かに17インチボディのL-5やL-7はもちろん、16インチのES-175やL-4等でも
ステージ等で使用している画像を見ると楽器が大きく見えますよね。
このES-275では”15.5インチ”と言うボディサイズが採用されています。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3958-768x1024.jpg)
16インチボディのES-175と並べると一回り小さいのがわかりますね。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3959-1024x655.jpg)
またボディ厚も横にあるES-335と比べても分かる通り、
フルアコとしてはかなり薄めに設計されています。
ではボディの構造を見てみましょう。
メンフィス専用のMHSハムバッカーを取り外すと…
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3929-1024x768.jpg)
センターブロックがないのが確認できます。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3930-1024x768.jpg)
ボディ材にはメイプル/ポプラ/メイプルの3プライ合板が使用されています。
また細かい部分ですが、ボディトップにはブリッジを固定する穴が開けられていて、
ブリッジ台座を貫通した高さ調整用のポールが刺さるようになっています。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3928-1024x768.jpg)
弦交換の際に毎回ずれてしまうのはストレスですもんね。
取り回しが良く、実用性の高いフルアコをお探しの方は是非検討してみてください。