取手のあるギター!!

みなさんこんにちは、スタッフ太田尾です。

徐々に暑い晴れの日が増えてきて、夏もいよいよ本番スタート?といった様な天気になってきましたね。

これからどんどん気温が上がって、徐々に夜も寝苦しくなっていくようですが、僕は既にエアコンを解禁しております。1ヶ月程前から。(笑)

にしてももう梅雨明けっていう報道を聞いて思ったんですが、今年色々終わるの早すぎる気がします。

桜のシーズンもだいぶ前倒しに咲いたと思ったら4月頭には既に散ってしまっていたり、梅雨もこの前入ったと思ったらもうお終い。

この調子でコロナも前倒しで収束してくれると嬉しいですね。

さて、今回はミステリアスな雰囲気を持つ奇才ギタリスト”スティーヴ・ヴァイ”氏!!

フランク・ザッパ・バンドのギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーン氏脱退後の後任としてアルカトラズ、元ヴァン・ヘイレンのデイヴィッド・リー・ロスのバックバンド、さらにはホワイト・スネイク等錚々たるバンドを経た後に、ソロ・アーティストとしても大活躍されていますね。

スティーヴ・ヴァイ氏と言えばやはりボディに施された取手のような穴”モンキーグリップ”が空いたシグネイチャー・モデルJEMシリーズ!! しかも色々なカラー等のバリエーションがございますね!!

初めてこのモンキーグリップが空いたギターを目にした時、僕はなぜか「貫通してるセミホロータイプのストラトシェイプなのか??不思議すぎる…」と思いました(笑)

スティーヴ・ヴァイ氏を知ったのは僕が15歳の頃、タイに住んでいた頃のことなんですが、当時仲良くしてくれていた僕よりギター歴の長いタイ人の同級生による勧めでした。

彼がIbanezのジョー・サトリアーニ・シグネイチャーモデルを買いに楽器屋に行くから一緒に行こうと誘ってくれて、僕は初めてタイで楽器屋に行くことになりました。

その彼が試奏をしている間に僕は店内をフラフラしていたのですが、店内に取手のような穴が開いたギターのその部分を持ってポージングしている長髪の格好良い男性の大きなポスターが貼ってあり、その不思議な雰囲気に目を奪われました。

ヴァイ氏のポスターを目の前に固まった僕を見て、友達が「スティーヴ・ヴァイっていうめっっっちゃ格好良いギタリストだよ。今買ったギター弾いてるジョー・サトリアーニって人の弟子だった人だね」と解説してくれました。

その日は彼が買ったギターを彼の家で弾かせてもらったり、ジョー・サトリアーニ氏のライブ映像等を一緒に見たりしたのですが、翌日自宅へ帰宅してふと気が付くとパソコンの前に座ってYouTubeを開き、”Steve Vai”と検索していました。(笑)

我に帰り検索画面を見てみると、なんと!これまた僕の大好きな”Orianthi”氏とフィーチャーリングしている曲”Highly Strung”のPVが上がっており、聞いてみるとロックな曲なのに不思議な音階でヴァイ氏の持つミステリアスな世界観も広げつつ、Orianthi氏を活かすようなフレージングに余裕がすごく感じられ、「この人もしかして、とんでもなく上手い人なんじゃ…?」と思いました。(笑)

そんなヴァイ氏のギターを聞いていると、それまでに聞いた事のないスケールらしきフレーズを弾いている事に気がついた僕はGoogleで”スティーヴ・ヴァイ フレーズ 音階”と調べ、「リディアン」「ミクソリディアン」「フリジアン」「ハーモニック・マイナー」「メロディック・マイナー」等の音階には様々な種類が存在するということを知りました。

それまではメジャースケール/マイナースケール、さらにそれのペンタトニックぐらいしか知らずにギターを弾いていたので、他にも色々なヴァイ氏の演奏を聞いて、自分の演奏の表現の幅がいかに狭いかを思い知りました。(笑)

そんな色々な事を教えてくれたヴァイ氏、僕が個人的に最高に格好良いと思い完全に撃ち抜かれたのは2009年にリリースされたヴァイ氏25周年記念ライブのDVD”Where the Wild Things Are”の12曲目”Freak Show Excess”でしたね。音楽理論的な部分はあまり分かっていないので、言葉で言い表せないのがもどかしいですが、ヴァイ氏の格好良さを個人的にハッキリと認識した曲です。

そんなヴァイ氏ですが、昨年ニュー・シグネイチャー・モデル”PIA”が発売されましたが、なんと!!モンキーグリップの形状が変わっております!! 気になる方は是非Ibanez公式ホームページをお尋ね下さい!!

それではまた!!

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