Paul Reed Smith ~ポール・リード・スミスについて~ その9

前回はこちら。
https://www.niconico-guitars.com/html/blog/staffblog/paul-reed-smith-ポール・リード・スミスについて-その7-2/

Howard Lease(ハワード・リース)に購入された”Golden Eagle”をきっかけにポールへの注文が舞い込みます。

“Heart”のNancy Wilson(ナンシー・ウィルソン)もその一人。

すでに”Golden Eagle”を使用していたハワードに見てもらうために、ポールはいくつかのギターを携えてHeartのライブを訪れました。

そこでギターたちを見たナンシーは、その中の12弦ギターを気に入りました。
それとドラゴンインレイがボディトップに入れられた別のギターのルックスが気に入ったナンシーは、
“もしこの12弦ギターにドラゴンのインレイを入れてくれたら買うわ”
とポールに伝えたそうです。

そして、そのリクエスト通りにボディトップにはドラゴンインレイが入れられ、約束通りに購入される運びとなりました。

この時の12弦ギターはフレイムメイプルではなく、それまでのダブルカットのオールマホガニータイプの1本で1978年に製作されたものでした。

1ハム、24フレット、バードインレイ、イーグルヘッドインレイ仕様で、Flying Vのヘッドを大きくしたようなトライアングルシェイプのヘッドが特徴的な1本で、12弦を弾いていると思えないほどに弾きやすいギターだったそうです。(所有者談)

この頃に少数ではありますが、このようなドラゴンインレイを付けたギターも製作されていたそうです。(のちのドラゴンシリーズとは違い、インレイ自体は比較的小さなものでした)

1990年代から製作が開始されるドラゴンシリーズの先駆けとなったこれらのギターですが、ポールは
『子供の頃の部屋の壁に”Les Paul Custom Dragon”と書かれていた』
『16歳の頃にドラゴンの夢を見た』
と語っており、ドラゴンギターの製作は長年思い浮かべていたようです。

~続く~

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