Roger Giffin ~名匠50年間の歩み~

現在では正規輸入代理店がないために日本での流通は中古品のみとなっている”Giffin Gutiars”

今年でギター製作を始めて50周年を迎えたロジャー・ギフィン氏(Roger Giffin)は数々の有名ミュージシャンからも高い評価を得ており、Giffin Gutiarsは知る人ぞ知るという名ブランド。

Fenderのマスタービルダー”Gene Balker”の師としても登場したロジャー・ギフィン氏はどのような人物なのでしょうか?
https://www.niconico-guitars.com/html/blog/staffblog/gene-baker-gibsonfender-2/

1950年代~60年代のロンドンの南方で育つ。
エルヴィス・プレスリーの影響をきっかけに、10代の頃にギターを始める。
イギリス南部のポーツマスでバンド活動をする。
その頃は、Rickenbackerの12弦モデルのコピー品を使用していて、複弦を外して6弦のように使用していたそう。

ある日、とても買えない高価なものであった”Gibson SG”をショップの窓から見ていたロジャーは、”買えないなら作ればいい”と思いつきます。
ロジャーの父が木材関連の仕事をしていたこともあり、すぐにマホガニーのような”何か”の木材を購入にすることに。
その木材をなんとカタログの写真だけを参考に自身でカット。
父の手伝いもあって、なんとかSGのような形になったそうです。

そのギターはしばらく使った後に、別のバンドのギタリストに売却することになりました。
販売をきっかけに、また他のデザインのギターをいくつか製作しては売却を何度か繰り返したそうで、この頃からこれが仕事になるのではと思い始めます。

その後、 近隣の家を借りてその地下で、本腰を入れてギターの製作を始めます。
誰かの弟子になろうと考えたこともあったようで、職人を尋ねたこともあったそうですが、
”教えている時間もないし、製作の依頼が来ても、依頼人は自分に作って欲しいから君に触らせることも出来ない”
と言われて、”なるほど”と諦めて、自己流で腕を磨くことになります。

いくつかのギターを作った後、キングストンの楽器屋でフルタイムの仕事を就くことになり、そこで様々なリペアや製作をすることになりました。
その楽器屋はとても古く床が抜けているところは2階から下が見えていたそう。(かなりボロいです)
https://www.giffinguitars.com/images/RogAcoustic.jpg

その後、ロンドンの”TOP GEAR“というお店に再就職。

ミュージシャン達が自然に集まるような場所だったようで、ここで沢山のコネクションを作りつつ、さらに技術を向上させていきます。

ちなみに初めて関わった著名なクライアントはRoy Wood (The Move、Electric Light Orchestra) で、彼のためにFlying Vのコピー(ボディとヘッドが赤と青の半々で3マイク仕様)を作ったそうです。 
それから数年後に、ロンドンのテムズ川の橋の近くに自身の最初の工房”Giffin Guitar Workshop”を立ち上げます。

すぐにその工房はワンオフギター、リペア、セットアップを探しているイギリスのミュージシャンのたまり場に。
その頃の顧客は Eric Clapton、Pete Townshend、John Entwhistle (The Who)、Mark Knopfler (Dire Straits)、 Andy Summers (The Police) 、 David Gilmour (Pink Floyd) 等々、まさに名だたるプレイヤー達でした。

“Giffin Guitar Workshop”はそれから7年ほど続きます。

~後半へ続く~

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