僕ら世代の”TK”について

こんにちは。スタッフの鹿毛です。
今回はいつもと趣向を変えて、楽器が主体ではなく、”あるギタリスト”の使用していた機材たちについて取り上げていきたいと思います。
と言っても、僕は人を先行にして取り上げるのが苦手なので、思い切って機材を先行にして書いてみようと思います。


Shigemori / Ruby Stone


Shigemori / Muse

まずはペダルからです。ローゲインのドライブ/プリアンプになります。
“あるギタリスト”がこの用途で初期に使用していたBoss BD-2のMod品は当店に入荷していないので紹介できませんでした…。無念…。
“らしい”色付けがなされ、僕や僕の少し上の世代にとっては非常に馴染みのある音色にシフトしてくれるShigemoriのペダルたちですが、残念ながら僕は所持していません。シングルコイルの音作りをしていると無性に欲しくなる時があります。いつか買ってしまうのでしょうか…。


Boss / DA-2

次もペダルです。ミッドゲインのディストーションペダルになります。このペダルには個人的に取り上げたい話が多数あります。
まずはよく語られる話として、このモデルはBossのペダルの中でも史上2番目に生産時期が短い(1年2ヶ月程度)「超短命」ペダルとして(ある界隈では)有名なのです。
さらには後の「OD-1X」「DS-1X」などの「X」シリーズで採用されている「MDP」技術を用いて制作された初のディストーションペダルなのです。その所為でそのままDS-1Xの企画に飲み込まれる形で廃盤になってしまうんですね…。ちなみに現在はBossのマルチエフェクター「GT」シリーズに搭載される形で存在を保っています。
ちなみに音はめちゃくちゃ扱いやすいミドルゲインの”Bossらしい”ディストーションです。これも超知ってる音がします。


Schecter 2012 AC-TK-TE (Blonde)

ご存知の方であればここまできたら名前を挙げない方がおかしい、Schecterにより制作されていたシグネイチャーのテレキャスターモデルの登場です。
“あるギタリスト”とは、タイトルにもある「TK」こと、バンド「凛として時雨」のフロントマンで、現在ではソロ活動や作詞・作編曲をはじめプロデューサーなど多岐にわたる活動を行なっている「北嶋徹」氏です。
何を隠そう僕も名前のイニシャルが「TK」でして、勝手にシンパシーを感じていて気付いたらそれなりの知識が蓄積していたような感じです。

このモデルといえばまずはやはり独特なストラップピンの位置なのではないでしょうか。肩から下げた時のバランスは絶妙です。ピックの弦への入射角が若干変化するので、ピッキングの感覚がそれに伴って少し変化する印象がありますね。
また蓄光のポジションマークも良い意匠ですよね。僕らは光るものに弱いんです。光るってだけで購買意欲が唆られるんです。
そして初期に使用していたFender Japanの黄色のテレキャスターを改造したモデルにも搭載されていた「Schecter Monster Tone」は健在です。
個人的にはあのパーロイド・ガードのモデルもアツいモデルです。TK氏お気に入りのネックをプロファイルしたSchecter製のネックがセットされているのもナイスなエピソードですね。

TK氏と言えば、の「Arion / SPH-1」「Digitech / Digidelay」「Line6 / M5」「Fender / Twin Reverb」なども取り上げたかったのですが、入荷歴がなかったりするものも多かったので、今回はこういったチョイスになりました。
個人的には機材についてだけ書く方が好きなのですが、たまにはこうした形で楽器にスポットを当ててみるのも良いな、と思いました。

それでは。

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