[ニコニコ雑記] バック・トゥ・1966 ~Beatlesの来日公演で使われたアンプ Part.1~

こんにちは、店長の野呂です。

本日は7月3日。

タイトルでもじった通りバック・トゥ・ザ・フューチャーが公開された日です。

「土曜プレミアム」で地上波初のリマスター版が3週連続放送されているそうですね!

今見ても37年の経過を感じさせない、まさに色褪せない名作です。

ではデロリアンに乗ってもう少し時代を遡ってみましょう。

↓ ご存じ[タイム・サーキット]です。

JUL 03 1966 10 43

JUL 03 2022 12 24

JUL 03 1985 12 22

到着したのは1966年7月3日10時43分。

ビートルズが3日間の来日公演を終え日本を発った日です。

ライブについてももう少しお話ししたいのでもう少し遡ってみます。

↓ 再びの登場[タイム・サーキット]です。

JUN 29 1966 03 39

JUL 03 2022 12 24

JUL 03 1966 10 43

1966年6月29日3時39分。

台風の影響で到着が明け方にずれ込んだものの、ワールドツアー中のビートルズが日本に到着しました。

そして6月30日から7月2日にかけて昼・夜合計5公演を行いました。

これが日本武道館で初めて行われたロックバンドのコンサートとなり、この場所はロックバンドの聖地となっていきます。

本国の映像でファンが叫び、暴れる姿がかなり映っていたのが原因だと思うのですが、アリーナ席には客を入れず、立ち上がるのも禁止となっていました。

よって他の国でのライブよりは静かだったとの意見も見られましたが、ライブ映像を見たことのある方なら分かるとおり悲鳴が上がっていました。

そんな過酷な環境でのライブを支えていたのはVOXです。

元々はAC30を使用していたBeatlesの3人ですが、悲鳴が上がる中PAなしでライブを行うとなると当然出力が足りません。

そこで登場したのが出力が100Wに大幅アップした“Super Beatle”です。

来日公演でもジョージとジョンの後ろに縦積みで設置されているのが確認できます。

当時のカタログでは“AC100 Super Deluxe(Beatle) Amplifier”というモデル名で、商品説明文の1行目からビートルズの名前が登場します。

今回注目したいのはキャビネットです。

12インチスピーカー×4に加え、拡声器のようなものが2つ搭載されています。

これはGoodmans製のMidaxというホーン型ミッドレンジユニットらしく、650Hz~8kHzという周波数帯特性から高域を補うために取り付けたのだと思われます。

なので実質6発キャビと言っても良いでしょうか…。笑

おかげでかなり大きいサイズで

101.6cm(縦)×68.58cm(横)×30.48cm(奥行き)

これにヘッドが乗る上専用スタンドがついているのでライブ中でも存在感抜群です。

ただ導入で”ジョンとジョージの”後ろと書いた通り、ポールの後ろにはややサイズが違うアンプが確認できます。

そしてどうやら別のアンプを使用している日もあるようなので…。

長くなりそうなので回を分けようかと思います。

今回はこの辺で。

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