[ニコニコ雑記] 「ぼっち・ざ・ろっく」後藤ひとりのレスポールカスタム

こんにちは、店長の野呂です。

10/20に発売されたストーンズの最新アルバム「Hackney Diamonds」ですが、皆様はもうお聴きになりましたでしょうか。
まだ1回しか私は聴けていないのですが、とてもアグレッシブさを感じる作品に仕上げられている印象でした。
ミックもキースも今年80歳とは思えませんね。
今回アルバム収録曲に参加しているポール・マッカートニー、そしてミック、キース、ロンの4ショット写真も最近SNSで公開されていましたが、レコーディングした時の写真だったのでしょうか。
これから聴き込むのが楽しみです。

さて、本日10月22日はアニメの日です。

日本のアニメ初上映は1917年でしたが、複数の作品が上映されており、どの日が最初なのかは明らかにならず…。
結果的に1958年に戦後初のフルカラー長編アニメ映画『白蛇伝』が公開された日にちなんで「アニメの日」に選ばれました。

皆さまには思い入れのあるアニメはございますか。

ギターと関係のあるアニメも多いですし、それをきっかけにギターを始めたという話もよく耳にします。

3ヶ月前に発売されたギターマガジン8月号は、「新生ギターヒーロー、その全貌。」ということで、話題のアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」が特集されました。

ギターマガジン創刊以来はじめてのアニメキャラクターが表紙になったこちらは、品切れが出るほど爆発的に売れたようですね。

加えて、登場人物の”後藤ひとり”と”喜多郁代”が作品中で使用していた楽器も人気が高まり、特に黒のレスポールカスタム系ギターは全て消えたと言っても過言ではない売れ行きでした。

そんな”ぼっち・ざ・ろっく”主人公の後藤ひとりが使用していたレスポールカスタムですが、ピックガードには見覚えのあるステッカーがございます。

金色で長方形のものが確認できます。
物語序盤でそのステッカーゆえ、弾いてみた動画をアップしてたことがバレるシーンがありました。

このステッカーは、Gibson Custom Shop製のギターの新品出荷時に貼られるシールです。
実は年代によってステッカーのデザインが変わりますので、本人使用機の製造年が絞れるということになります!

早速、年代ごとにステッカーを見ていきましょう。

まず2011年ごろまで使われたのがこの丸型のステッカーです。

そして2012年からこのステッカーに変わります。

作品中の楽器と比較すると形状、文字の位置等このタイプのものが一番近いです。

次はこのタイプ。

こちらはHistoric Collectionが復活した2018年から採用されました。

ということで、主人公のLes Paul Customは2012年~17年の間に製造された個体ということがわかります。

モデルに関しては、ソンブレロノブから推測するに1968年タイプで、黄色っぽいバインディングの色味から”Antique Ebony”カラーと推測できます。

Antique Ebonyは2014年のJapan Limitedあたりから採用されますので、本人ドンピシャ仕様に一番近い個体が欲しい方は以下のモデル名を参考にしてみてください!

Gibson Custom Shop Historic Collection 1968 Les Paul Custom VOS (Antique Ebony)

ご自身で楽器を演奏される方は、アニメーションでも漫画でも、実際のライブ映像でも、その機材がいつ頃のどんなものか気になってしまうということが少なくないのではないでしょうか。
それらを限られた情報から推測していくのも、楽器との楽しい関わり方ではないかと感じます。

今回はこの辺で。

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