[ニコニコ雑記] レノンズデー 〜ジョンの325〜

こんにちは、店長の野呂です。

本日12月8日は皆さんご存知の通り、ジョン・レノンの命日「レノンズデー」です。
世界各地で今日はジョンやビートルズにちなんだイベントが開催されているようです。

2010年までさいたまスーパーアリーナに併設されていた”ジョン・レノン・ミュージアム”でも、命日が近づくと献花台が設置されていたのを思い出します。

このジョン・レノン・ミュージアムには、閉館の数日前に友人と足を運んだ思い出があります。

トレードマークだったメガネやサングラス、直筆の歌詞カードからオノ・ヨーコの作品まで数々の興味深い展示物がありました。
その中でも一番心惹かれたのはやはりジョンが愛用した楽器達でした。

ジョンの初ギターであるギャロトーン製チャンピオンから、ビートルズ期のアイコンの一つとも言える剥ぎナチュラルカジノ、ソロ期に入ってから頻繁に登場したチャーリークリスチャンPUをフロントに搭載したレスポールジュニアまで。

そして何と言ってもハンブルク時代に入手し、晩年でも一番大切だと語っていた1958年製325が見られたのが非常に感慨深かったです。

元々ジョンの325は2ノブだった説があるようですね。

ジョンが入手する前にショーなどに出展されたのちメーカーが引き取り、コントロールを追加。

そのため、改造前の段階での画像だとわかりやすいのですが、上段と下段でノブ間の幅が結構違うことが確認できます。(上段では広く、下段では狭くなっています。)

(画像はHeritage Auctionsより引用)
(画像はRickenbacker Guitarsより引用)

またこの画像左下で展示されている新品当時の325 Capriも2ノブです。

さて、後に復刻されることとなる325モデルですが、ノブ幅は再現されているのでしょうか…。

まずは325V59モデルから。

上段も下段も比較的同じ幅のノブ間になっています。こちらの方が回しやすい気もしてしまいますが、ジョン機の再現という点では今ひとつです。(ノブ間もジョンの実機よりも広めに設計されています。)

続いて、より細かな点までリイシューした325C58モデル。

なんと、ちゃんと上段と下段でノブ間の幅が違い、325V59と比較するとその幅も狭くなっています!(下段に注目すると、ジョンの実機のようにノブとノブがくっつきそうなほど幅が狭くなっていますね。)

ヘッドの幅やコフマン・バイブローラが再現されただけでも感動ですが、こんな細かなディテールまで再現している点には改めて感心いたします。

ビートルズのメンバーは本当に4人とも大好きですが、中でもジョン・レノンには特別な想いがあります。
生でジョンの声を聴いてみたかったという気持ちはとても強いです。

代わりにと言っては何ですが、現存するジョンが残してくれた楽曲を今後も心の底から愛していきたいです。

もちろん楽器達も。

今回はこの辺で。

Follow me!