ピンクペイズリーの誘惑

今日はただいま絶賛販売中のギターのここがすごい!
というところを勝手に語ってみたいと思います。

T.S factory 151A-TSSP

壁紙シリーズがついに来ました。
ピンクペーズリー&ブルーフラワー!!
オリジナルはフェンダーより1968年からわずか2年しか生産されなかったモデルですが、
壁紙をクリア塗装でボディに貼り付けてしまう斬新な手法と、
その愛らしいルックスで今日でもリイシューモデルが作られています。

当店では修理などをお願いしているT.S Factoryさんですが、
こだわったお仕事をされる方なのはもちろんですが、今回の2本はすごいです。

まずはボディ。
ホロウ構造(T.S Factoryオリジナル”サウンドトンネル”ホロウ)のバスウッド材を真ん中におき、
トップとバックはメイプルとローズウッドを貼り合わせた積層板が採用されています。
ボディエッジとエルボーコンターは、丸みを帯びたカーヴで仕上げられているため、
積層材のローズウッドがまるでパフリングの様に見えます。
でもこれって、まずは同じ厚みの木材である事が大前提で、さらに同じ角度を保って削らないと同じ幅に見えないんですよね。
塗装もエッジから中心にかけてのピンクカラーのグラデーョン具合や、中心部のペイズリーシートをより美しく見せるつやつやなクリア塗装がとても素晴らしいです。

そしてネック。
これはもう、すごいとしか言えないんじゃないんでしょうか?
ヘッド裏はウリン材を角度をつけて貼ってあります。
T.S Factoryの説明によれば、補強と程よいテンションが得られます、とのこと。
ウリンは曲がりや伸縮がほとんどなく、別名アイアンウッドと呼ばれるくらい強い木らしいです。
そんな実用性も考えられたヘッドですが、表側にもよく見たらシート貼ってあります。
これこそ本当にマッチングヘッドですね。

ピックアップもハンドワウンドのオリジナルが搭載されていて、隅から隅までこだわり満載のスペックとなっています。
今ならピンクペイズリーとブルーフラワー、並んでいるところが見られます。
是非とも見に来て下さい。

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