アイルランドのミュージシャンとアイルランドのお話 ~The Edge編 Part.4 ~

こんにちは、スタッフ髙橋です!

アイルランドを代表するミュージシャンとアイルランドのお話ということで、
U2のギタリスト”The Edge”のお話をしておりました。

前回は3rdアルバム「War」を発売しヒットを飛ばした1983年ごろのお話でした。

今回はその続きから。

1984年、「The Unforgettable Fire」を発売します。

アルバム名は広島・長崎への原爆投下を生きのびた被爆者達が描いた絵画のタイトルから取られ、
この作品も全英チャート1位に入るほどのセールスを挙げています。

「Pride (In The Name Of Love)」はシングルカットされており、
現在でもライブの定番曲ですね。

そしてこのアルバムではプロデューサーにブライアン・イーノとダニエル・ラノワがクレジットされ、
今後もこの2人によるプロデュース作品が増えることとなります。

翌1985年にはWembley Stadiumで開催された伝説のイベントLive Aidに出演。

2曲のみのパフォーマンス(3曲の予定だったが…)でしたが、
世界中に中継されたその模様は大ブレイクのきっかけとなりました。

そして1987年、大ヒット作となる5thアルバム「The Joshua Tree」を発売します。

全英・全米を含め世界中のチャートで第一位を獲得し、
シングルカットされた「With Or Without You」や
「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」はBillboard Hot100でも1位に輝きました。

個人的にもU2のおすすめのアルバムはと訊かれたら絶対にこのアルバムを選びます。

1曲目の「Where the Streets Have No Name」からかっこよすぎです。

さて。

タイトルで「アイルランドのお話」と言いつつ、今日はアイルランドではない話題です。

植物のお話です。

「The Joshua Tree」のタイトルになっているジョシュア・ツリーですが…

こんな樹です。

学名はYucca brevifolia、いわゆるユッカの樹で、
モハーヴェ砂漠の標高400-1800mで生育していています。

カリフォルニアには”ジョシュア・ツリー国立公園”という
その名の通りジョシュア・ツリーが大量に生えている国立公園があります。

名前の”Joshua”の由来ですが、聖書にモーセの後継者として登場する”ヨシュア”が
天を仰ぐ姿にちなんで名付けられたそうです。

アルバム「The Joshua Tree」ではアメリカンな雰囲気の楽曲も増えており、
“カリフォルニア”な植物がタイトルになるのも納得が行きます。

加えて宗教観に関する楽曲が多いU2のキャラにも”ヨシュア”という響きがとてもマッチしていますね。

また2017年に行われたThe Joshua Tree Tourでは
赤バックに樹の影が映し出されたセットがとても印象的でした。

そんなユッカの樹ですが、観葉植物としても定番の一つとなっていますので、
ご自身の部屋で育てればあの雰囲気を味わうことができるかも…

気になった方は是非!

それでは!

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