[ニコニコ雑記] 偉大なジャズギタリスト”ジョー・パス”

こんにちは、店長の野呂です。

本日1月13日はジョー・パスの誕生日です。

UNITED KINGDOM – MARCH 01:Jazz guitarist Joe Pass of the Oscar Peterson Trio performs on a BBC television show filmed at BBC Television Centre in London, England in March 1977. (Photo by David Redfern/Redferns)

1994年に肝臓がんが原因で惜しくも65歳で亡くなっていますが、1929年生まれなので今生きていたら94歳です。

American Jazz musicians Joe Pass (1929 – 1994), on guitar, and singer Ella Fitzgerald (1917 – 1996) perform during an episode of the PBS television series ‘Soundstage,’ Chicago, Illinois, November 20, 1979. (Photo by Paul Natkin/Getty Images)

私が初めてジョー・パスの演奏している動画を観たのは、エラ・フィッツジェラルドとのデュエットの動画でしたが、凄まじい技巧と表現力に圧倒されたのを覚えています。

さて、ジョー・パスが使用していたギターに関して、どのような印象を皆様はお持ちでしょうか。
個人的にはD’aquistoやGibson ES-175を弾いているイメージが強いです。
上記のエラとのデュエットや有名な「Virtuoso」のジャケット写真でもES-175やD’aquistoを手にしていますね。
(他には意外にもフェンダーのジャガーを弾いている動画なんかもあって面白いです笑)

Joe Passは2社からシグネチャーモデルを発売しています。
しかしながら(個人的なイメージとは異なり)発売されているのは”Gibson Joe Pass Signature ES-175″といったモデルではなく、別のモデルとなっています。
誕生日企画ということで、この機会に少し振り返ってみましょう!

まずはこちらから。

Epiphone製 “Emperor II Joe Pass”モデルです。

大きいボディサイズの楽器が多いフルアコとしてはやや小ぶりなボディサイズとなっており、抱えやすさがなんといっても魅力です。

ウッドマテリアルはトップにスプルース、サイド&バックにラミネイト・フレイム・メイプルを使用しています。

ヘッドの”Fancy Vine”と称されるツル植物をモチーフとしたインレイや、ゴールドパーツ、ブロックポジションマーク、多層バインディングなど、非常に高級感のあるルックスです。
長いことカタログモデルとしてラインナップされているこちらのモデルですが、楽器の価格が全体的に上がった昨今においても新品価格が ¥75,000を切る驚愕のコストパフォーマンスを誇ります。

フルアコ未経験者や、ジャズギター初心者にも大変おすすめです。

American jazz guitarist Joe Pass, Rome, Italy, 1982. (Photo by Luciano Viti/Getty Images)

続いて、様々なジャズギタリストのシグネチャーモデルを発売していることで知られているIbanez社より、”JP20 Joe Pass”モデルです。

D’aquistoに似た形状のピックガードが搭載されたピックアップ1基のシンプルなコントロールのモデルで、1980~1992年頃にかけて生産されていました。
小ぶりなボディ&Ibanezらしい薄めのシェイプのネックグリップの仕様で、本人のリクエストにより軽量に仕上げられています。

1980年代のライブやアルバムジャケットでは頻繁に登場しているこちらのギター。
今でも根強い人気を誇るモデルとなっており、次回の入荷が楽しみなモデルです。

今回はこの辺で。

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