じゃじゃ馬なギター!!

みなさんこんにちは、スタッフ太田尾です。

ちょうど一昨日がブラックフライデーで、現在どこもかしこもブラックフライデーセールが行われていますが、何かこの機会に購入したいもの等はありますか??

僕は一昨年ぐらいから毎年ブラックフライデーセールで何かDTM用のプラグインを購入しようと悩むのですが、悩んでいる間にセールが終了してしまって、結局何も購入せずに毎年終わってます。(笑)

みなさまはお忘れのないよう、セールをお楽しみ下さい〜!!

さて、今回は16歳の若さでスタジオミュージシャンとしての初仕事をこなし、バンド”スモーキー・メディスン”で注目され、その後ソロ・アーティストとしてデビューするも歌謡ロック路線のアイドル系ギタリスト/ボーカルとしての人気と本人の本来の指向とのギャップに苦悩し、”JOHNNY, LOUIS&CHAR”を結成、さらには石田長生氏とのユニット”BAHO”や”PSYCHEDELIX”等様々な活動で国内では絶大な人気を誇るギタリスト「Char」氏についてお話ししたいと思います。

Char氏と言えばやはりホワイトフィニッシュにべっこうピックガードのFender Mustangですね!!

初期の頃〜中期頃まで使用していた1966〜1967年頃製造とされるムスタングは1994年頃に1967年製ムスタングと交換されたとされており、以降長年に渡り愛用されています。

ここ近年では2011年にFender社とエンドースメント契約を交わし、Fender Custom Shopより日本人初のシグネイチャーモデルストラトキャスター”Charizma”の発売、2012年には待望のムスタングのシグネイチャーモデル”Free Spirits”が発売されましたね。

遡るとESPからも6弦の指板を延長することにより、ポジショニングを変えることなくDrop Dを実現した不思議なボディシェイプをしたシグネイチャーモデル”Funichar”やその他にも数種類シグネイチャーモデルがございます。

僕がChar氏を知ったのは布袋氏とのコラボレーションでのことでした。

布袋氏がデビュー25周年記念の2006年の最後に発表された様々なアーティストたちとコラボレーションしたオリジナルアルバム”Soul Session”の先行シングルとして発表された”Stereocaster”という曲でChar氏とコラボレーションしており、そのPVがChar氏の初見で、それまで布袋氏一辺倒だったのですが、独特なフレージング、カッティング、アーミングを駆使した演奏に当時の僕は「え、格好良い…」となってしまいました。

その後、YouTubeに2007年に行われたライブ”HOTEI presents SUPER SOUL SESSION BRIAN SETZER vs HOTEI vs CHAR”の映像が突如上がり、3人が”キル・ビル”という映画のテーマソングに抜擢された布袋氏の曲”Battle Without Honor or Humanity”をセッション形式で演奏しており、その時も最高に興奮した記憶がございます。

そのライブでChar氏の曲”Smoky”も演奏しており、「この曲格好良いー!!」となったのです。(笑)

話が布袋氏の方向に若干外れましたが、やはりCHAR氏についても漠然と興味が湧き上がり、色々調べて、1977年にリリースされたChar氏の1stオリジナルアルバム”Char”を聞いてみることにしたのですが、一曲目の”Shinin’ You, Shinin’ Day”の爽快感あるアレンジもさることながら、やはり6曲目の”Smoky”が一段と格好良く聞こえましたね。

様々な映像がYouTubeに上がっており、その中でも特に好きだったのが1996年にCHAR氏デビュー20周年を記念して武道館で行われたライブ”20th Anniversary ~Electric guitar Concert~”でした。

そのライブで代表曲”Smoky”が始まると同時に幕が下がりライブが始まるのですが、その一瞬がものすごく輝いて見えましたね。

ただその後もChar氏の有名曲を数多く演奏しており、6曲目の”All Around Me”からの7曲目”逆光線”や10曲目の”気絶するほど悩ましい”、25曲目の”闘牛士”からのまたまた”Smoky”等あの映像作品は今でも大好きです。

ちなみに余談ですが、2014年に「グループ魂」というバンドがセルフカバーベストアルバム”グループ魂のGOLDEN BETTER~ベスト盤じゃないです、そんないいもんじゃないです、でもぜんぶ録り直しましたがいかがですか?~”をリリースしていて、3曲目に”チャーのフェンダー(Char入り)”という曲があるのですが、Char氏のローディー目線で書かれた詩で、曲内にそこそこ尺のあるChar氏とのコントが入っており、これがまた面白いのです。

この曲の作詞はグループ魂のギタリスト”暴動”氏こと脚本家の”宮藤官九郎”氏で、2015年発売のChar氏還暦記念アルバム”ROCK+”の11曲目には宮藤官九郎氏がChar氏目線で作詞した”チャーのローディー”という曲が収録されており、2曲立て続けに聞くとこれがまた最高なので是非聞いてみて下さい。(笑)

そんなChar氏ですが、以前はDVDの特典や、雑誌等でのインタビューぐらいでしかあまり見かけませんでしたが、コロナ禍以降はYouTubeにもちょくちょく映像をアップロードされております。

個人的に面白いなと思ったのは、Char氏の所有ギターについて話すシリーズ!!

特に、たまに弾いている姿を見る1956年製と思われるゴールドフィニッシュのGibson ES-295について話されている回が好きです。

ちなみに2019年にChar氏自身のレーベル”Zicca”とFender Japanのコラボレーションで実現したZicca AX限定リミテッドモデルとして”Fender Char Mustang”が発売され、現在ではFender Made in Japanから”Char Mustang”としてレギュラーラインモデルとして販売されております。

こちらはシンクロナイズド・トレモロを搭載し、フェイズスイッチを廃止した3wayトグル・ピックアップセレクターの採用、ストラトキャスターと持ち替えた時に違和感がないように配置されたボリュームノブの位置等長年ムスタングを使用したきたChar氏がこだわった仕様が盛り込まれております。

現在こちらで販売中ですので是非チェックしてみて下さい!!

それではまた!!

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