[ニコニコ雑記] ストラトの定番カラー”Sunburst”の違いについて[前半〜2トーンサンバースト編〜]

こんにちは、店長の野呂です。

今回は、フェンダーギターにおける「”Sunburst”カラーの色味の違い」について取り上げたいと思います。

私事ですが、学生時代には3本のフェンダーギターを所有しており、その3本全てがサンバーストだったというほどサンバーストに対しては特別な思い入れがあります。なんとなく地味な印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、サンバーストも見比べると色んなタイプがあって中々に奥深い色だと思います。

ではでは、本題の「色味の違い」をみて行きましょう!

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ストラトキャスターが誕生した1954年モデル(左)と、ボディ材がアッシュからアルダーに変更となった1956年モデル(右)です。

一見似たような2トーンサンバーストですが、ボディ材がアッシュからアルダーに変更になった際に「ブリーチ・バースト」という材色補正の工程が加わったため、若干色味が異なります。このブリーチ・バーストというのは、アルダーがアッシュよりも色味が暗く、また板ごとに色の個体差も多かったので行われた工程で、ボディのトップ&バックを脱色することで材色を明るくすると同時に、ピースごとの色の個体差を補正する目的で行われました。どうでしょうか、右の1956モデルの方が黄色味が強いような感じがしませんか?

ちなみにボディ材がアッシュからアルダーに変更になった理由は、一説によると板材のサイズの都合だったとか…。実にフェンダーらしい合理的な理由ですね(笑)。

ちなみにこんなのもあります。

リム(外周のブラウン層)がかなり幅広なのが特徴的です。リムの太さは1本1本結構違いがあるので、今まで気にしたことのなかった方は今後は是非注目してみてください。

次回は「3トーンサンバースト編」となっています。引き続きご一読ください!

 

 

 

 

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